プロジェクト
空気の価値化プロジェクト

第4回「気密をつくる」

EAAトークシリーズ ダイキン東大ラボ後援
アートを通じて空気をする(Doing Air through Arts)
第4回「気密をつくる」

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本トークシリーズでは、現代アートから見える物理的な空気、あるいは雰囲気としての空気をテーマにして、日頃気にかけることのない空気の世界について考えてみたいと思います。毎度アーティスト、美術批評家、キュレーター等の方々を2名ずつお招きして、制作過程における空気、制作過程において遭遇した空気、あるいは「空気をする(doing air)」体験についてお話し頂きます。シリーズ全体を通じて、あまり意識されることのない空気を取り巻く多様なつながりや影響関係等を現代アートとともに追体験し、空気がいかに人々や動植物等の「協存」「協同」を促進しているかについて議論してみたいと思います。

第4回は「気密をつくる」です。
美術家の大岩雄典さんと美学者の星野太さんをお招きします。

大岩さんは、空間や言葉などを扱った作品を発表される一方、芸術そのものに係る研究、キュレーション、さらには話芸やホラーなどに係る執筆を幅広く手がけられているクリエイターです。本セッションでは、最近大岩さんが関心を持たれている「気密」というテーマを取り上げます。まず、大岩さんにご自身の作品紹介を交えながら「気密」についてご講演頂きます。そして、大岩さんと星野さんによるディスカッションを通じて、「気密」と「空気」の関係について考えてみたいと思います。

【日時】
2023年12月22日(金)17:15–19:00                                                       

【ゲストスピーカー】
大岩雄典
美術家。東京芸術大学大学院映像研究科博士後期課程。インスタレーション・アートはどのように芸術か、という問いからはじめて、行為や言語、フィクションの「空間」や「能力」を主題に、たとえば隔離・予防における政治的な時空間の分節から、展示制度や教育におけるエージェンシー、ホラー・笑いの演劇性まで、一貫した関心を変奏しながら作品制作、研究、執筆、出演を継続的におこなう。展覧会に「渦中のP」(十和田市現代美術館、2022年)「バカンス」(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2020年)など。

星野太
1983年生まれ。美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科准教授。著書に『食客論』(講談社、2023年)、『崇高のリミナリティ』(フィルムアート社、2022年)、『美学のプラクティス』(水声社、2021年)、『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、訳書にジャン=フランソワ・リオタール『崇高の分析論』(法政大学出版局、2020年)などがある。

【開催概要】
一般公開
参加無料
会場&オンラインのハイブリッド開催
要事前登録

【会場】
東京大学駒場Iキャンパス18号館1階メディアラボ2
(オンラインはZoom開催)

【参加登録】
会場&オンラインのいずれもこちらで事前登録をお願いします
登録頂いたメールアドレスに、会場案内あるいはオンラインアクセス案内を送付いたします

【定員】
会場参加の定員は36名です
会場参加登録は先着順とし、定員に達し次第、受付を終了させて頂きます

【言語】
日本語

【トークシリーズ全体の論点】
物理的な空気、あるいは雰囲気としての空気を認識する行為は、往々にして何らかの出来事を伴っている。そのような出来事の積み重ねが人々にとっての空気の世界をつくり上げているとすれば、それらは行為主体である生身の人間や共同体の中に織り込まれている。誰かの空気は誰しもの空気ではない。それらはむしろ、相対的な世界である。
現代アートは、私たちの知らない空気、まだ見ぬ空気を可視化しているであろうか?個々の、あるいは共同体の経験に織り込まれた空気の世界を表現しているであろうか?それらが内包する人間以外の存在を含んだ他者性は、現代アートを通じていかに前景化されているであろうか?
詰まるところ、現代アートは、空気を取り巻く意識上隠されたつながりや影響関係を浮かび上がらせているであろうか?そして、空気はいかに人々や動植物等の「協存」「協同」を促進しているであろうか?

【後援】
ダイキン東大ラボ

【担当】
野澤俊太郎(EAA)