2023年3月22日（水）14時より第4回EAAユース修了式が行われた。EAA副院長の石井剛氏の司会のもと、まずEAA院長である中島隆博氏より祝辞が述べられた。中島氏は、いま、世界に触れる経験がいかに大事であるかを語り、そうした経験を豊かにし、膨らませる人生を歩んでいってほしいと希望を述べられた。大学卒業ははじまりに過ぎないのだから、つねに学びつづけ、研究であっても10年経てばテーマを変えるような運動をうながす力強い言葉だった。中島氏から修了生の熊木雄亮氏、森要氏、青馨氏へ修了証が授与されたあと、3名それぞれから挨拶があった。熊木氏は危機の時代に直面して考えた30年後の未来をみずからの言葉で語り、森氏はEAA始動時からの活動に参与した自己の変化を述べ、青氏は第一言語である中国語で初めてスピーチする演出をし、個性があらわれていた。ユース3期生の豊嶋駿介氏からの送辞では、EAAがまさに空気そのものであり、大学入学後にはじめて中国語を学ぶ身であっても負い目なしに日本語、英語、中国語で言葉を交わせることができるよろこびが語られた。会場には修了生以外のユース生も駆けつけ、賑やかな雰囲気だった。ユース生たちがEAAで学んだことがきっとこれからの自分の人生を切り開くヒントとなることを願ってやまない。桜が満開の春の日に区切りを迎えた若者たちの前途を心から祝福したい。

第４回EAA修了生

中島隆博EAA院長

送辞（第３期生代表 豊嶋駿介）

報告：髙山花子（EAA特任助教）