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第3回 EAA「民俗学×哲学」研究会
郷土の研究者はいつまで同郷人でいることができるか?
―アカデミック民俗学者にとっての地元について―

第3回 EAA「民俗学×哲学」研究会 郷土の研究者はいつまで同郷人でいることができるか? ―アカデミック民俗学者にとっての地元について―

【日時】2022年1月14日(金)13:00~14:30

【場所】Zoom
ご参加にあたりましては、こちらのリンクにてご登録をお願いいたします。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZIocu2hpzIsHN2AC7GE4cmdIKo26LUJcS7p

【言語】日本語

【概要】

 フィールドワークにおいては、「現地の人びと」と良好な関係を築き、時間をかけてその場にいる権利を獲得していくというのが理想的な接近方法だといえる。だが、私とフィールドとの関係はそのようなものではありえなかった。なぜなら「調査地」は私の生まれ育った町であり、私自身、民俗学を志す以前から研究対象である伝統文化の担い手のひとりだったからである。

 民俗学において、現地の人びと自身による表象は、やや特権化されてきたようにもみえる。ところが私が経験してきたのは、「現地の人」が研究すること、あるいは研究者になることがもたらす難しさでもあった。本発表では、この困難さに直面しながら地元の人びとと関わりながら考えてきたことについて示し、研究者とフィールドの関係についてひとつの視点を提示することを試みる。

【報告者】
 塚原 伸治 (総合文化研究科准教授)

【コメンテーター】
 山 泰幸(関西学院大学教授)

【司会】
 前野 清太朗(EAA特任助教)

 

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