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コモンスペースをめぐる理論と歴史:第2回「部屋と空間プロジェクト」研究会シンポジウム

コモンスペースをめぐる理論と歴史:第2回「部屋と空間プロジェクト」研究会シンポジウム

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日時:202339日(木)15:00-18:00

場所:オンライン(一般公開、Zoom) 事前登録はこちらからお願いいたします。

   https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZIsdOCpqzwtHd2XOEOFU7T33A49NTJrbOAB

   東京大学東洋文化研究所第二会議室(関係者のみ)

言語:英語、日本語

報告者:白佐立(東京大学)、ジェームズ・サーギル(東京大学)、片岡真伊(EAA)、汪牧耘(EAA)、梅村尚樹(北海道大学)、田中有紀(東京大学)

概要:

東アジア藝文書院は「空気の価値化」という問題に取り組んでいる。これからの時代に求められる「価値ある空気」とは何かを考えたときに、人々にとって居心地のよい、前向きな関係性を構築する空気をいかに形作るかが重要であろう。良い空気を作るためには、良い空間が必要とされる。東アジア藝文書院が目指す「書院」とは、教員と学生がともに思考し実践していく共同体としての理想である。このような「書院」という空間は、大学の中でどのようにあるべきだろうか。

 国や自治体によって管理されるパブリックスペースと異なり、コモンスペースとは、そこに住む人々や関わる人々がともに管理をする空間である。「部屋と空間プロジェクト」研究会ではこれまで、様々な都市の中で、そこに住む人々や建築家がどのようにして自分たちの望みを建築や空間に託してきたか、コモンスペースをめぐる歴史や理論について、文献を講読しながら学んできた。本シンポジウムにおいても、古今東西を問わず、コモンスペースをめぐる様々な人々の試みを、それぞれの専門の立場から考察する。それによって、私たちがどのようにして自分たちの場所を取り戻し、愛着を形成するのかを考えていきたい。