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いま主権をどう考えるか?──GSIキャラバンプロジェクト「主権の諸条件」研究報告会

いま主権をどう考えるか?──GSIキャラバンプロジェクト「主権の諸条件」研究報告会

【SHIBUYA QWSオリジナルプログラム ”QWS ACADEMIA” 】
大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う学生や研究者がいます。「QWS ACADEMIA」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。

■開催趣旨
「主権の諸条件」は、現在の世界各地での政治経験をもとに、主権概念を規定している諸々の条件について改めて理論的・哲学的に考察するプロジェクトです。国民主権に基づく民主主義的な統治は可能なのか? 民主主義が前提としてきた主権概念ははたして現実的なものなのか? 主権理論の現在について4人の論者で考えていくシンポジウムです。

◆日時:2024年3月20日(水)15:00-18:00(開場14:30)
◆会場:渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS スクランブルホール
◆参加費:無料
◆定員:150名

■タイムスケジュール
14:30     開場  
15:00-15:05  挨拶<國分先生>(5分)
15:05-15:25  研究報告1<國分先生>(約25分)
15:30-15:50  研究報告2<張先生>(約25分)
17:55-16:10  研究報告3<王先生>(約25分)
16:15-16:35  研究報告4<中島先生>(約25分)
16:40-16:50  休憩
16:50-17:30  クロス・トーク
17:30-18:00  質疑応答

・主催 SHIBUYA QWS Innovation協議会
・協力 東京大学グローバル地域研究機構(IAGS)・東京大学 東アジア藝文書院(EAA)

【登壇者】
中島隆博 Nakajima Takahiro [東京大学東洋文化研究所教授]

専門は中国哲学・世界哲学。主な著書に『ヒューマニティーズ 哲学』『思想としての言語』(共に岩波書店)、『悪の哲学 中国哲学の想像力』(筑摩選書)、『日本の近代思想を読みなおす1 哲学』『残響の中国哲学 言語と政治』『危機の時代の哲学 想像力のディスクール』(いずれも東京大学出版会)など。マルクス・ガブリエルとの共著に『全体主義の克服』(集英社新書)ほか。第一回中村元賞受賞。『共生のプラクシス 国家と宗教』(東京大学出版会)で第二十五回和辻哲郎文化賞(学術部門)受賞。

張政遠 Cheung Ching-yuen[東京大学総合文化研究科准教授]

専門は日本哲学、東アジア文学、間文化哲学。東北大学大学院文学研究科博士(文学)。単著に『西田幾多郎』(台大出版中心)『物語與日本哲学』(五南出版)、共著に『日本哲学の多様性』(世界思想社)『21世紀の哲学史』(昭和堂)『生きることに責任はあるのか』(弘前大学出版会)『『善の研究』の百年』(京都大学学術出版会)『東アジアにおける哲学の生成と発展』(法政大学出版局)『文学・哲学・感染症ーー私たちがコロナ禍で考えたこと』(論創社)などがある。

王欽 Wang Qin[東京大学総合文化研究科准教授]

専門は近代中国文学と批評理論。主な著書に『魯迅を読もう:〈他者〉を求めて』(春秋社)、『Configurations of the Individual in Modern Chinese Literature』(Palgrave Macmillan)。中訳書に柄谷行人『探究』、J・デリダ『野獣与主権者I〈獣と主権者I〉』『贈与死亡〈死を与える〉』、R・J・バーンスタイン『根本悪〈根源悪の系譜〉』、D・ハーヴェイ『新自由主義簡史〈新自由主義 その歴史的展開と現在〉』など。

國分功一郎 Kokubun Koichiro[東京大学総合文化研究科教授]
©Shinchosha
専門は哲学・現代思想。主な著書に『民主主義を直感するために』(晶文社)、『近代政治哲学 自然・主権・行政』(ちくま新書)、『来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』(幻冬舎新書)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)、『暇と退屈の倫理学 増補新版』(新潮文庫)など。『スピノザ 読む人の肖像』(岩波新書)で第11回河合隼雄学芸賞受賞、『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院)で第16回小林秀雄賞受賞。

【その他】
イベントの様子を映像・写真撮影させていただきます。撮影した映像や写真は、Webサイトからの配信、今後の当イベント開催時のホームページ、SNS、プレスリリース、イベントの告知等に使用させていただきます。写真の使用を控えて欲しい方はイベント前または当日に必ずお申し付けください。

■ABOUT SHIBUYA QWS
2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS(以下QWS)は、その15階に位置する会員制の施設です。「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の[問い]を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。
https://shibuya-qws.com/

■SHIBUYA QWSにお越しになる方へ ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点で、ご同意頂いたとみなします)
・SHIBUYA QWSエントランスでの検温・手指の消毒、館内でのマスク着用をお勧めいたします。
・検温で37.5°以上の場合、ご入館をお断りさせていただくことがございます。
・感染を疑う症状が出ている場合や当日体調が優れない場合はご来館をお控えいただきますようお願いいたします。

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■当イベントの記載情報について
登壇者やプログラムに関する情報については、変更や追加決定事項があり次第、随時更新をさせていただきます。