イベント

川原秀城先生ご講演「朝鮮朱子学」

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【日時】2025年7月25日(金)10:00-12:00

【場所】東京大学文学部法文1号館315教室/オンライン(Zoom)

【言語】日本語

【参加方法】
対面で参加を希望される場合はこちらのフォームからご登録ください。
https://forms.gle/8djoheV9PTPgMCJ4A
オンラインで参加を希望される場合はこちらのフォームからご登録ください。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/qyocp_aLTXi7nyAxzZgqAw

【発表者】川原秀城(東京大学名誉教授)

【討論者】梁一模(ソウル大学校、東京カレッジ招聘教員)
     姜智恩(台湾大学)
     陳捷、石井剛、田中有紀、平澤歩(東京大学)

【概要】本講演では川原秀城氏がご自身の最新作『朝鮮朱子学:退渓心学と栗谷道学』(東京大学出版会、2024年8月22日)を紹介する。川原氏は、本書の朝鮮朱子学を「固有名詞としてのそれ」と述べ、「中国朱子学とは異なる発展をした独自の知的世界/精神世界」と位置付ける。本書はその朝鮮朱子学の二大学術を形成した、李滉と李珥の思想に真正面から取り組むものである。川原氏は、東アジアで継続的に研究された朱子学/朱熹哲学は「本質をいえばその哲学研究はすべて後学による“解釈”にすぎない」という。この言葉はある意味、朱子学というものの特徴を捉えている。本講演は、朝鮮思想史のみならず東アジア思想史を学ぶ人にとって「朱子学とは何か」を考える契機となるだろう。

【主催】東アジア藝文書院潮田総合学芸知イニシアティヴ、東京大学文学部中国思想文化学研究室