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レクチャーコンサート「江戸後期の庄内の文人文化——金峯山空賢院の「蓮社」とその周辺」

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【タイトル】レクチャーコンサート「江戸後期の庄内の文人文化ー金峯山空賢院の「蓮社」とその周辺ー」

【日時】9月13日(土)15時30分〜17時頃

【場所】カフェ・パパラギ(徳島県三好郡東みよし町加茂1781)

【開催方式】対面のみ

【言語】 日本語

【報告者・演奏者】山澤昭彦(尺八演奏家)

【司会】田中有紀(東京大学東洋文化研究所)

【概要】江戸時代後期(文化・文政時代)の庄内藩(山形県鶴岡市)には、七絃琴(古琴)を弾く武士が居た。陶淵明の「飲酒」という詩の一節に『採菊東籬下 悠然見南山』というのがある。故郷に帰り、自然と一体になって暮らす心境を詠んだものだ。詩中の「南山」とは、中国江西省九江市の南にある名山「廬山」のことで、「金峯山」も鶴岡市の南にあることから、中国の「廬山」にも例えられている。「金峯山」は、庄内の文人文化の中心地だった。通寛上人が住んだ「空賢院」には庄内藩の文人達が集い、まるで文芸サロンのような状況だったという。なぜ、江戸から遠く離れた奥州の地に、文人文化が花開いたのか。その要因について考察する。

※報告後に、尺八の演奏があります。

【主催】
東京大学東アジア藝文書院潮田総合学芸知イニシアティヴ
「東アジア音楽の美」研究会・尺八ワーキンググループ