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学術フロンティア講義「30年後の世界へ」

第10回 学術フロンティア講義
「30年後の世界へ——変わる教養、変える教養」

第10講 6月20日(金)

梶谷 真司(総合文化研究科、哲学・比較文化)
「学問の開放性と横断性」

「教養」を「総合的な知のあり方」とすると、これまでは主として学際、すなわち、異なる専門分野の協同が念頭に置かれていた。近年では、超学際性、すなわち、アカデミアの枠を超えた外との協同が注目されている。このように大学の研究は、専門の外だけでなく、大学の外へも開かれ、内部と外部を行き来することが求められているが、学問や大学の閉鎖性は根深い。それを乗り越えることが教養の未来にとっても重要である。