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学術フロンティア講義「30年後の世界へ」

第6回 学術フロンティア講義
「30年後の世界へ——変わる教養、変える教養」

第6講 5月16日(金)

藤垣 裕子(本学理事・副学長、科学技術社会論・科学計量学)
「壁を越える力をいかに身につけるか~専門家のためのリベラルアーツ」

教養とは、多くの知識を身につけることではない。自分のやっている学問が社会でどういう意味を持っているかを考え、専門外の人に伝え、具体的な問題に対処するときに他分野の人とどう協力できるかを考えられる力を身につけよう。専門分野の壁、言語の壁、所属の壁などを越え、複数の領域や文化を往復することによって、制度的制約や囚われている思考からこころを解放するのが教養である。本講義ではそのような授業実践を紹介する。