【日時】
2024年3月25日（月）13:00-14:30

【開催形式】
オンライン（一部対面）／Zoom（参加ご希望の方はこちらよりご登録をお願いいたします。）
※EAAメンバーのみ東京大学東洋文化研究所より参加するハイブリッド形式での開催となります。

【言語】
日本語

【報告者】
小川隆氏（駒澤大学総合教育研究部）

【発表タイトル】
「お茶と禅：己れと向きあい他者と交わる」

【発表概要】
『南方録』という、江戸時代のお茶の古典にこう見えます。「水を運び、薪(たきぎ)をとり、湯をわかし、茶をたてゝ、仏にそなへ人にもほどこし、吾ものむ。花をたて香をたく。みな々々仏祖の行ひのあとを学ぶなり」。さらりと書かれているようですが、ここで「人にもほどこし、吾ものむ」と説かれているところが重要です。他者に真心を贈ることは、誠実に自分自身と向きあうことと切り離せません。そんな禅の心とお茶の道の繋がりについて考えます。