イベント

第7回 藝文学研究会

【日時】
2022年12月22日(木)15:00〜16:30

【開催形式】オンライン(一部対面)/Zoom(参加ご希望の方はこちらよりご登録をお願いいたします。)
EAAメンバーのみ東京大学東洋文化研究所より参加するハイブリッド形式での開催となります。

【言語】日本語

【発題者】劉玲芳氏(東京大学東洋文化研究所/日本学術振興会特別研究員PD)

【発表タイトル】
20世紀の東アジアにおけるベールの受容

【概要】
二十世紀初頭の中国の結婚写真には、伝統的な衣裳を身に纏い、頭の上に西洋風のベールを被っているような奇妙な花嫁の姿が映っている。一方、日本の雑誌には、着物姿の花嫁がベールをかぶっているケースも少なからずあり、さらに、三越ベールなるものが女性の間で一時的に流行っていたようだ。これは一体どういうことだろうか。本発表は、当時の新聞雑誌の資料を考察することによって、西洋からの舶来品であるベールが日中両国でどのように受容されていたのか、その過程と実態について解明する。さらに、ベールを受容した過程において、日中間にどのような差異が生じたかについても考察する。