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吉田健一に就て

吉田健一に就て

『吉田健一に就て』が国書刊行会より刊行されました。本書は総合文化研究科教授でEAAメンバーの武田将明氏の共編書で、総合文化研究科教授でEAAメンバーの伊達聖伸氏の論考が収録されています。

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<目次>

序文  川本直

【Ⅰ.文明】
宗教と世俗の歴史から見た人新世の吉田健一  伊達聖伸
ヨオロッパの世紀末  佐藤亜紀 

【Ⅱ.言葉】
Queerly Native——奇妙にぺらぺら  大野露井
静寂と響き——吉田健一に教へられた詩の世界  高遠弘美

【Ⅲ.近代】
吉田健一と近代  渡邊利道
モダニズムの忘れもの  樫原辰郎

【Ⅳ.酒肴酒】
吉田健一と「飲む場所」——現実と夢幻を巡って  堀田隆大
淡いを愛する  山﨑修平

【Ⅴ.文学】
〈芸術家としての批評家〉の誕生——『英国の文学』と『英国の近代文学』を読む  武田将明                    
吉田健一と「社交」——G・L・ディキンソン、ヴァージニア・ウルフ、E・M・フォースター  小川公代                   
大海蛇のうねり  小山太一
小説家としての吉田健一  川本直

【Ⅵ.文学的交遊録】
石川淳と吉田健一——酒の友であり文学の友  渡邊利道
小林秀雄と吉田健一——正面から来る近代と己に内在する近代  渡辺祐真
福田恆存と吉田健一——『日本に就て』を肴に  浜崎洋介
三島由紀夫と吉田健一——「絶交」物語再考  山中剛史
澁澤龍彦と吉田健一——それぞれの島宇宙で  中西恭子

【Ⅶ.吉田健一頌】
ソネット  大塚健太郎
英国人の見た吉田健一  礒崎純一
回想の中の吉田健一  富士川義之

あとがき  武田将明