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学術フロンティア講義「30年後の世界へ」

第9回 学術フロンティア講義
「30年後の世界へ——空気はいかに価値化されるべきか」

第9講 6月16日(金)

坂田一郎(工学系研究科)
「ステイクホルダー価値を軸とした企業社会のパラダイムシフトと空気の価値化」

現在、個人や社会による財やサービスに対する価値付けについて変革が起こっている。工業化時代に重視されていた伝統的な価値軸とは別に、脱炭素への貢献や共感できるナラティブに接した満足感など「新しい価値」がクローズアップされている。この「新しい価値」を生み出している原動力をMission DrivenCitizen Drivenの2つに分け、まず、価値化の仕組み自体を理解する。その上で、価値化の具体的対象として、「空気」を取り上げ、価値化で先行した水の例を参考としながら、その方向性を探る。