修了生挨拶
（2024年3月19日開催　2023年度「東アジア教養学」修了証授与式に際して）

EAA「東アジア教養学」プログラム第3期生　 XIA Mengqi

本日は皆様お忙しい中，修了式を挙行いただき誠にありがとうございます。ご多忙にもかかわらずご出席くださった皆様に、心より御礼申し上げます。

振り返れば、私が東京大学に入学したことはつい昨日のことのように覚えております。前期課程はコロナ禍の影響でキャンパスライフ経験的に過ごす機会は少なかったですけれども、3年生から参加したEAAのコミュニティでは、博学で、尊敬できる先生方、優秀な先輩や同級生たちに出会い、私に特別な体験をもたらしてくれました。

EAAの必修授業は哲学や社会学など、私にとってほとんど未知な分野について扱い、多様なテーマについてみんなで議論することで、私は学問の刺激を受けられました。議論を重なる中で、私は正解を求めるのではなく、議論を楽しみその過程で思考力を養うことができました。しかもここは自由な発言を楽しめる空気感がありますので、私は少しずつ間違いを恐れず果敢に意見を述べられるようになりました。EAAは私に新たな扉を開いてくれました。

そのほかでは、EAAのおかげで、留学生活を経験できました。経済学部では、北京大学への留学の前例はありませんでしたが、石井先生、張先生や渡辺さん、そしてeaaの先生方は経済学部に働きかけてくださり、留学の実現に尽力してくださいました。心よりお礼を申し上げます。

東京大学での生活はここでひと段落しまして、今年4月からは東京の金融会社で商品開発に従事しますが、またのちに学術の道を深めることも視野に入れています。社会に出る際にはeaaで養った素地をもとに日本社会を眺め、もし将来的に大学に舞い戻った時は自分なりの社会理解を深めてられていたら幸いです。

最後になりますが、これまでお世話になったみなさまに改めて心より感謝いたします。このような素晴らしい環境を提供してくださるEAAに今後も卒業生として関わって行けたら嬉しいです。皆様のご繁栄を祈念して、私の挨拶とさせていただきます。

どうもありがとうございました。