プロジェクト
空気の価値化プロジェクト

トークシリーズ「アートを通じて空気をする(Doing Air through Arts)」

トークシリーズ「アートを通じて空気をする(Doing Air through Arts)」

ダイキン東大ラボ後援
トークシリーズ「アートを通じて空気をする(Doing Air through Arts)」

 空気の価値化プロジェクトでは、現代アートから見える空気をテーマにしたトークシリーズを開催します。毎度アーティスト、美術批評家、キュレーター等の方々を2名ずつお招きして、制作過程における空気、制作過程において遭遇した空気、あるいは「空気をする(doing air)」体験についてお話し頂きます。
 本シリーズを通じて、あまり意識されることのない空気を取り巻く多様なつながりや影響関係等を現代アートとともに追体験し、空気がいかに人々や動植物等の「協存」「協同」を促進しているかについて議論してみたいと思います

【論点】
 物理的な空気、あるいは雰囲気としての空気を認識する行為は、往々にして何らかの出来事を伴っている。そのような出来事の積み重ねが人々にとっての空気の世界をつくり上げているとすれば、それらは行為主体である生身の人間や共同体の中に織り込まれている。誰かの空気は誰しもの空気ではない。それらはむしろ、相対的な世界である。
 現代アートは、私たちの知らない空気、まだ見ぬ空気を可視化しているであろうか?個々の、あるいは共同体の経験に織り込まれた空気の世界を表現しているであろうか?それらが内包する人間以外の存在を含んだ他者性は、現代アートを通じていかに前景化されているであろうか?
 詰まるところ、現代アートは、空気を取り巻く意識上隠されたつながりや影響関係を浮かび上がらせているであろうか?そして、空気はいかに人々や動植物等の「協存」「協同」を促進しているであろうか?

【スケジュール】
2023年10月から2024年1月まで計5回開催しました(以下、敬称略)

第1回  
2023/10/26(木)18:30–20:00 詳細はこちら
百瀬文 × 山本浩貴(金沢美術工芸大学)
駒場IIキャンパスS棟プレゼンテーションルーム

第2回   2023/11/6(月) 19:00–20:30 詳細はこちら
AKI INOMATA × 岩崎秀雄(metaPhorest / 早稲田大学)
八重洲アカデミックコモンズ

第3回  
2023/12/6(水)18:45–20:30 詳細はこちら
中井悠(No Collective/Already Not Yet/東京大学副産物ラボ)× 水内義人(巨人ゆえにデカイ/DJ 方/Gas group)
駒場Iキャンパス18号館ホール

第4回
2023/12/22(金)17:15–19:00 詳細はこちら
大岩雄典 × 星野太(東京大学)
駒場Iキャンパス18号館1階メディアラボ2

第5回
2024/1/18(木)18:15–20:00 詳細はこちら
永田康祐 × 藤田周(東京外国語大学)
八重洲アカデミックコモンズ

【開催概要】
一般公開
参加無料
会場&オンラインのハイブリッド開催
要事前登録

【言語】日本語

【後援】ダイキン東大ラボ

【担当】野澤俊太郎(EAA)

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