空気の価値化プロジェクト

東京大学は、2018年12月にダイキン工業株式会社と産学協創協定を締結して以来、同社と全学的な共同研究や人材交流等を進めています。この組織的かつ包括的協業は、インクルーシブで持続可能な未来社会の構築に寄与すべく、空気の使用に係るテクノロジーから空気が持つ課題や可能性等に至るまで、多種多様な異分野融合研究を促進しています。東京大学とダイキン工業が長年培ってきた学知および実践知の融合による相乗効果は、この「空気の価値化」プロジェクトに様々な創造的試みと発見をもたらしています。この産学協創協定のもとで設立された東アジア藝文書院(EAA)は、東アジアからの新しいリベラルアーツの実践を通じて、未来社会の創造に向けたダイナミックな社会連携に貢献します。そして、様々なバックグラウンドを持つ人々が集い、互いの知を高め合い、哲学する強力な場としての役割が期待されるアカデミアそのものの更なる発展と変革を目指します。EAAは、開かれた対話のためのプラットフォームとして、空気の価値や意味、空気と人間、社会、万物との関係、さらには価値付けることそのもののあり方といった根源的な問いに基づく議論を推進します。

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